マイナス金利でてんやわんや!住宅ローン借換えは10年固定が狙い目?
NHKのニュースで「住宅ローンの借り換え相談」が増えたっていうのを見ました。
日銀がマイナス金利を導入すると発表してからというもの、株価は1万6,000円台を割るし、長期金利はマイナスになるし、銀行の定期預金等は利率を下げるしで、てんやわんや感が満載です。
昨日、たまたま銀行マンと話をする機会があったのですが、やっぱりマイナス金利の影響もあって、相談が増えてるみたいですね。
まあ、当たり前っちゃあ当たり前ですよね。
住宅ローンの金利が下がることが分かってるんですから。それに、給料が上がる見込みが薄いのであれば、支出を少しでも減らして他に回す方が絶対いいですもん。
ということで、代表的な銀行の金利は今どうなっているかってのを見ていきましょう。ちなみに、今回のマイナス金利の影響を受けた長期金利を指標としている固定金利のみを挙げていきます。
三菱東京UFJ銀行
ぐんとうれしい住宅ローン
当初固定期間(10年) 1.05%/年(店頭金利から▲2.3%)
※11年目~完済までは店頭金利から▲1.4%
ずっとうれしい金利コース
固定1年 1.05%~1.30%/年
固定2年 1.15%~1.40%/年
固定3年 1.25%~1.50%/年
固定5年 1.35%~1.60%/年
固定7年 1.50%~1.75%/年
固定10年 1.50%~1.75%/年
固定15年 2.35%~2.60%/年
固定20年 2.80%~3.05%/年
※完済まで店頭金利から▲1.6%~▲1.85%
三井住友銀行
ネット専用住宅ローン<ネットdeホーム(借換コース)限定>
固定金利特約型(保証料外枠方式)
2年 1.00%~1.05%/年
3年 1.15%~1.20%/年
5年 1.35%~1.40%/年
10年 1.40%~1.45%/年
※完済まで店頭金利から▲1.80%~▲1.85%
りそな銀行
りそな借りかえローン(WEB申込限定プラン)
当初型
固定2年 1.094%/年
固定3年 1.144%/年
固定5年 1.244%/年
固定7年 1.344%/年
固定10年 0.750%/年
固定15年 2.094%/年
固定20年 2.644%/年
※当初期間 店頭金利から▲1.906%~▲2.5%
※固定期間終了後 店頭金利から最大▲1.906%
全期間型
固定2年 1.094%/年
固定3年 1.144%/年
固定5年 1.244%/年
固定7年 1.344%/年
固定10年 1.344%/年
固定15年 2.094%/年
固定20年 2.644%/年
※全期間 店頭金利から最大▲1.906%
住信SBIネット銀行
ネット専用住宅ローン(借換え)
当初引下げプラン
固定金利特約タイプ
2年 0.40%/年
3年 0.51%/年
5年 0.50%/年
7年 0.80%/年
10年 0.79%/年
15年 1.17%/年
20年 1.25%/年
30年 1.59%/年
35年 1.62%/年
※当初期間 基準金利から▲1.70%~▲2.58%
※当初期間終了後 基準金利から▲0.7%~▲1.8%
通期引下げプラン
固定金利特約タイプ
2年 1.18%/年
3年 1.19%/年
5年 1.21%/年
7年 1.20%/年
10年 1.19%/年
15年 1.57%/年
20年 2.53%/年
30年 2.64%/年
35年 2.67%/年
※全期間 基準金利から▲1.3%
新生銀行
パワースマート住宅ローン
当初固定金利タイプ
1年固定 0.900%/年
3年固定 0.950%/年
5年固定 0.950%/年
7年固定 1.000%/年
10年固定 1.150%/年
15年固定 1.350%/年
20年固定 1.400%/年
長期固定金利タイプ(全期間固定)
25年固定(21年以上25年以内) 1.700%/年
30年固定(26年以上30年以内) 2.000%/年
35年固定(31年以上35年以内) 2.000%/年
ザッと5行だけ挙げてみました。
やっぱりあれですね。住信SBIネット銀行と新生銀行って金利低いですよね。ただ、注意してもらいたいのが、住信SBIネット銀行も新生銀行も保証会社を間に入れずに融資するタイプの銀行ですので、金利を下げたり保証料がなかったりするのですが、その分、事務手数料が高かったり、審査が厳しかったりします。
プロパー融資(保証会社を間に入れない銀行独自の融資)みたいなもんなんで、当然っちゃ当然なんですが…
まあ、でも属性(勤務年数や年収など)が良ければ問題ないんですけどね。
あと、上記の金利を見てもらいたいんですけど、10年固定の金利がいい感じに低くなってません?
これは、さっきの書きましたが、固定金利の指標となっているのが長期金利でして、その長期金利の指標となっているのが長期国債(新発10年物)なんですね。
ということもあって、固定金利でも10年のプランがカクッと金利が下がっていたりするわけです。
10年固定は狙いめっちゃ狙い目です。それに、これはあくまでも2月時点での金利です。1月の適用金利より下がったのですが、これはマイナス金利の影響ではなく、原油安やアメリカ経済への懸念なんかの影響を受けての引下げです。
で
1月末に発表されたマイナス金利の影響で長期金利がダダ下がりしているということは…3月適用の金利はどうなるか分かりますよね?
楽しみですよね。特に10年固定はどんな金利になるんでしょう。
その指標となりそうなのがソニー銀行の住宅ローンです。今月半ば(2月15日前後)に3月の適用金利を発表するそうですので、その動きを見て借換えの決断をしてもいいかもしれませんね。
一応、借り換えしたらどんな費用がかかって、それを含めて借り換えしたらどれくらいになるかを試算した記事を書いているので、お時間があればどうぞ