エレキギター脱初心者を目指すなら春畑道哉を聞いとけ!

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初めて春畑道哉の曲を聞いたのは20年近く前になるのですが、その当時は元ハウンドドッグの西山毅氏に傾倒していました。

この西山毅氏もテクニカルなギタリストで、なかなかカッコいいギターを弾くのですが、なぜかあまり注目されていないギタリストでして…

その西山氏のフレーズをコピーしようとしては挫折する日々を過ごしていたんですね。

そんな時、友人に勧められて春畑道哉氏の「Color of Life」を聞いたんです。

 いやぁ~正直ビックリしました。インストなのに耳に残るキャッチーなメロディー、しかもテクニカルなフレーズが満載のすごいアルバムなんすよ。

カルチャーショックでしたね。それに、自分の視野の狭さを痛感した次第です。それからは、春畑氏のアルバムは全て聞いています。コピーに関しては…

まあ、それはいいとして

初心者が弾くにはちょっと難しいなっていう面もあるんですが、でもあえて春畑氏を推すのは理由があります。

アルバムでもそうなんですが、この方はライブでも非常にピッチ(音程)が安定しているのと、16ビートのリフを弾いた時のリズムの乗せ方が上手い、それにミスタッチが非常に少ない

それに、一番はギターを歌わせるのが上手いんです。表情の付け方というか、めちゃくちゃ参考になるはずです。

上手いと言われているギタリストもたくさんいるんですが、アルバムやライブテイクを聞いてみると、若干ピッチが甘かったり、リズムに乗り切れていなかったりする人が結構多いんですね。もちろん、ライブになると座って弾いてるわけではないので、多少は仕方ないにしても「それはどうなん」ってことも多々あるわけです。

脱初心者を目指すんであれば、基本的な技術をしっかり身に付けると同時に耳も鍛えないと良いギタリストにはなれないというのが持論です。

そういった意味で、春畑氏はお手本のようなギタリストだと思うんです。

というわけで、早速コピーにオススメの曲を紹介していきます。ちなみに、ここではYouTubeの動画を貼り付けています。YouTubeなら再生スピードを落として見ることができるメリットがあるのでそうしています。

(良い時代になったもんだなぁ…自分はサンプラーに落としてテンポを変えてコピーしてんですけど…)

①Straight To My Heart


Straight To My Heart-Michiya Haruhata

ミドルテンポの曲で比較的コピーしやすいと思います。

もちろん、細かいニュアンス等までコピーするとなると難しいのですが、ポイントとしてはリズムを大きく捉えながら、1音1音大事に弾くことです。

あと、春畑氏はネックを広く使ってフレーズを弾くので、ポジション移動の練習にもなります。

②NEXT SEASON


春畑 道哉  「NEXT SEASON」

これは、ベストアルバムに収録されている曲です。さっき言った、ギターが歌っているというのがすごく分かると思います。

ポイントとしては、曲のテンポがゆったりしているので、チョーキングやビブラート時のピッチに気をつけること。あと、アームでのビブラートも多用しているので、そのあたりのニュアンスを盗むといったところです。

曲の盛り上がり部分に出てくるフレーズでスイープが出てきますが、ここは根気よく練習してください。

JAGUAR'13


Dec horoscope ~ JAGUAR'13 2013

これはちょっと難しいかも…

JAGUAR'13のイントロ部分の16ビートのリフがかなり気持ちいいです。リズムに乗るっていうのを感じてもらいたいと思って載せました。

16ビートのリフってリズムに乗せるのってむちゃくちゃ難しいですよ。すぐにベタっとしたノリになるんです。

こういう、上手い人のギターを聞くっていうのも練習のひとつです。

それと、ギターと関係ないんですけど、このJAGUARって曲はフジテレビと使用契約していたこともあって、なかなか音源化されませんでした。

ある筋から聞いたところによると、春畑氏の曲を勝手に使ってるにもかかわらず、お金は一切払わないメディアがあまりにも多いということもあり、自身の曲を大事に使ってもらいたいという思いでフジテレビと使用契約を結んだそうです。

まあ、余談ですけど…

④SPEED ST☆R


Michiya Haruhata - Speed Star

これはネタです 笑

っていうか、脱初心者を目指すって話なのに、これを弾けってのはむちゃな話です。ちなみに、0:39あたりで鳴っている音は、子どもが遊ぶ鉄砲のおもちゃの音をギターに近づけて鳴らしているそうです。

こういった遊び心も忘れないってとこも必要ですしね。

まずは、音を拾っていく作業をして、次に1曲通して弾けるようにする。そして最後に抑揚をつけたりして色を出すって感じですかね。

ぜひ、春畑道哉氏の世界にどっぷり浸かってみてくださいな。

ちなみに、ギターを始めるきっかけを与えてくれた西山毅師匠はこんなギターを弾いています。


西山毅 - 電光石火

0:49あたりからのタッピングのフレーズは、ポジションさえ覚えてしまえばそれほど難しくはないのですが、初めて聞いたときは悶絶しました 笑

しかも、曲中の早いフレーズは師匠の手癖フレーズオンパレードですので、コピーするとなると少し大変かもしれません。

ただ、基本的にペンタトニック+αのフレーズが多いので、コード進行に対してどのような音使いをしているかまで探っていけば、かなり他の場面でも応用が効くのではないかと思ってます。

実際に、自分の手癖も師匠のフレーズまんまのことが多かったりしますし、セッションなんかでも連発してます。

ご参考まで